外傷|奈良県香芝市のひろ整形外科クリニックです。高血圧、むちうち、スポーツ障害、生活習慣病についてはご相談ください。

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外傷

整形外科といえば、一番多い疾患が外傷です。中でも骨折や脱臼などが代表的なものです。

ここでは様々な外傷について、症状や治療方法を説明致します。

骨折

骨折治療の基本は、折れた骨をもとの位置に戻し(整復)、固定することです。
きちんと固定し、無理な力をかけないようにすれば、ほとんどの場合は後遺症を残さずに治ります

骨折した骨がずれていなければそのまま固定しますが、ずれている場合(転位骨折)は整復が必要です。
整復には痛みを伴うので、麻酔をして行うこともあります。
整復には、牽引や徒手整復などの非観血的なものと手術による観血的整復があります。

固定には大きく分けて、手術を伴わないギプスや副子(そえ木)による「外固定」と、手術による「内固定」「創外固定」があります。

打撲

打ったり、転んだりした際、外から強い圧力がかかることによってできる傷、打ち身のことを打撲といいます

皮下組織や皮膚など組織の軟らかい部分が皮下出血したり、腫れたりすることで、痛みを生じる現象で、たんこぶなどがその代表的な例です。

特に関節部分を打った場合、強い痛みを感じるのが特徴です。
軽い打撲の場合、痛みはあまり長続きせず、1週間くらいで治まります。そのため、骨や皮膚に 損傷がない場合は、患部に湿布をする程度の処置で完治するはずです。ただし、肋骨部分を打撲している場合は、呼吸時に患部が動くため、痛みが長引きます。

痛みがいつまでも続いたり、打撲に伴う内出血が治らないようであれば、速やかにご相談下さい

脱臼

脱臼は関節から骨の関節面がはずれることで、関節から骨がはずれると、本来の関節の動きは不能となり固定されてしまいます。
これを弾発固定(弾発抵抗)といいます。この症状が脱臼特有の症状でもあります。

脱臼を生じると同時に、関節を構成する靱帯や軟骨も損傷します
関節を構成する靱帯は、骨と骨を繋いで関節を支持し、関節運動を行うときの支えになります。

また軟骨は、関節の適合性を高める役割がありますので、従って脱臼を整復しても靱帯や軟骨の修復がされないと再脱臼を起こしやすくなります
この再、脱臼を予防するには、靱帯や軟骨の修復がされるまで安静固定を行うことが大切です。

切創(切り傷)

切創の重症度は、損傷した組織の深さと幅によります。皮膚のみに限定されるものから、骨に達する深いものまでさまざまです。
そのほか、損傷されうる組織として脂肪、筋肉、腱(けん)、動静脈、神経、靭帯(じんたい)があげられます。

各組織が部分的に損傷している場合は、自然に修復される可能性がありますが、血管、神経、腱の完全な断裂では、時に緊急に縫い合わせる処置が必要になることがあります

創のなかに、異物や汚れがあると創は治ることがなく、皮膚を縫い合わせてもふさがりません。
そのため、医療機関における切創の治療原則は、異物の除去、洗浄、消毒により可能なかぎり病原微生物の数を減らし、創の修復後、早期に皮膚を縫い合わせ、新たな外部からの病原微生物の侵入防止や創内の止血を目的としています

火傷(やけど)

やけどは別名、熱傷といい、熱や薬品や放射線が原因で皮膚が傷ついてしまうことをいいます。

通常は皮膚自体に症状が出ますが、火傷の範囲や深さによって症状が異なります。火傷の範囲が広くなると、火傷が元で火傷した部分だけではなく全身に症状が出ることもあるのです。火傷の状態がひどかったり、処置方法が適切でなかった場合は、治っても火傷跡が肌にしっかりと残ってしまうことがあります。

多くの人はちょっとした火傷を経験したことはあるでしょう。その時「熱い」と感じて、水で冷やして薬を塗って終わっている方が多いですが、火傷を侮ってはいけません。

軽度重度に関わらず、火傷を負った部分のケアをきちんと処置する必要があるのです。

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