骨粗鬆症
骨粗鬆症とは?
高齢化が進む今日、「健康な老後生活を送りたい」という願いは、皆さんの共通テーマではないでしょうか。
そんな中で、最も注目されている病気のひとつが骨粗鬆症です。
骨粗鬆症とは骨密度が減少し、ヘチマのタワシのように、骨の内部がスカスカになる状態を言います。
そうなることで衝撃を吸収するクッションが少なくなり、腰が曲がって痛みを伴ったり、骨折しやすい体になるのです。
中でも、大腿骨頚部(脚のつけ根)や前腕、上腕骨頚部(肩)に骨折が多く見られます。
骨粗鬆症の原因
骨粗鬆症の原因には、骨を形成するカルシウムや蛋白質、カルシウムの吸収をよくするビタミンDの摂取不足も挙げられます。
骨は一定の成長を遂げてしまうと、その後何の変化もないように思われがちですが、古い骨を破壊し(骨の吸収)、カルシウムなどから新しい骨を形成するといったように、絶えず新陳代謝を繰り返しているのです。
そのため、骨を壊す細胞(破骨細胞)と骨をつくる細胞(骨芽細胞)のバランスが崩れ、壊れる傾向が強くなると、骨粗鬆症になってしまいます。
その他の原因 : 痩せすぎ、運動不足、喫煙・飲酒、遺伝、胃腸虚弱、など
骨粗鬆症の対策
治療には、生活習慣の改善が必須です。また、骨粗鬆症を予防するお薬もあります。
生活習慣の中で、食事はなるべくカルシウムを多く含む食事を心がけましょう。
現在、日本人の一日のカルシウム摂取量は550mgといわれていますが、骨粗鬆症予防のために必要なカルシウムは800mgです。
まずは、今の食事にプラス200mgのカルシウムを追加しましょう。
運動は定期的な運動をして骨に負荷をかけることで、骨は強くなります。
無理なく運動を続けることが大切です。